コラム記事

マイクロプラスチックとは?

🔳マイクロプラスチックとは?

マイクロプラスチックは、直径5mm以下の非常に小さなプラスチック片のことを言います。

主に以下の2つのタイプがあります。

  1. 一次マイクロプラスチック:最初から小さい状態で作られたもの

(例:スクラブ洗顔料の粒、工業用ペレットなど)。

  • 二次マイクロプラスチック:ペットボトルやレジ袋などのプラスチック製品が、日光や摩擦によって劣化・分解して小さくなったもの。

🔳何が問題なの?

生態系への影響

マイクロプラスチックは川や海に流れ込み、魚や貝、プランクトンがそれをエサと間違えて食べてしまうことがあります。これにより、

・消化不良や栄養不足になる

・内臓を傷つける

・有害な化学物質(プラスチックに吸着した汚染物質)を体に取り込んでしまう

結果として、食物連鎖を通じて人間の体にも入り込む可能性があります。

分解されずに残り続ける

プラスチックは自然界でほとんど分解されないため、数百年にわたって環境に残ると言われています。一度海に流出すると、ほぼ回収できません。

🔳ペットボトルを買ってゴミが出るのは悪いこと?

ペットボトルが悪いというよりは、「大量に使って、捨てて、ちゃんとリサイクルされないことが問題」です。

●問題点

・使用後にポイ捨てされると、それがマイクロプラスチックの原因に。

・燃却処分すれば温室効果ガスを出す。

・リサイクルされているようで、実は完全なリサイクルは難しい(劣化するため)。

●対応策

・ペットボトルの代わりにマイボトルを使う。

・リサイクルに出すときはラベルやキャップを分別する。

・なるべく使い捨てプラスチックを使わない生活を心がける。

🔳まとめ

プラスチック自体が悪いわけではありませんが、「使い捨て文化」や「管理の甘さ」が問題の本質です。私たち一人ひとりができる事を考えることが、未来の環境を守る第一歩になります。